アメリカのトランプ大統領はホルムズ海峡について、イランとの戦闘終結後に「アメリカの領土だと宣言するつもりだ」と主張しました。

アメリカ トランプ大統領
「こてんぱんになっているイランを打ち破った後、私はホルムズ海峡をアメリカの領土だと宣言するつもりだ」

トランプ大統領は14日、石油輸送の要衝・ホルムズ海峡について、このように述べました。

ホルムズ海峡をめぐっては、イランが事実上の封鎖を行うなか、アメリカは対抗措置としてイランの港湾に出入りする船への封鎖措置を実施しています。

また、FOXニュースは、トランプ大統領がこの発言の前に取材に対し、イランに「強烈な経済的な打撃を与えるつもりだ」と述べたと報じました。

戦闘終結の最終合意に向けた協議がまとまらない中、イランに圧力を強める姿勢を強調したかたちです。

イランのガリババディ外務次官は15日、トランプ大統領がイランとの戦闘終結後にホルムズ海峡を「アメリカの領土と宣言する」と発言したことについて、「脅しや武力の誇示に屈することはない」と反発しました。そのうえで、ホルムズ海峡を開放するか、封鎖するかは「イランの権限のもとでのみ決められる」と主張しました。

一方、イランのアラグチ外相は、アメリカとの交渉再開について「まだ何も決まっていない」と述べました。

カタールやパキスタンが仲介役としてイラン側と接触し、メッセージのやり取りを行っているものの、「これは交渉を意味するものではない」としています。