普段は、警察学校で法律や犯人逮捕の術を学んでいる新人警察官が料理の勉強です。警察官と料理…いったいどんな関係があるのでしょうか?
【栄養士】「ビタミンが不足して調子が悪い。あと不足するといろいろな病気にかかりやすくなる」

栄養士の説明を真剣な眼差しで聞くのは、もうすぐ警察学校を卒業する新人警察官です。

この日のミッションは「犯人逮捕」ではなく「野菜がたっぷり取れる料理を作る」こと。

慣れない包丁を使い、さっそく料理開始!現在は食事付きの寮で生活していますが、学校卒業後は、ほとんどの新人警察官が一人暮らしとなります。

【新人警察官】「(学校では)火とか包丁が使えないので、どうしても料理をする環境にないから、(作るとしたら)インスタントのものとかになっちゃいますね」

そこで、食生活の大切さや料理の仕方を知ってもらおうとこの講習会が企画されました。不規則な勤務や激務をこなすためには健康な体が欠かせないというわけです。

【新人警察官】「やばい、油入れなきゃいけないのに…すみません、間違えました」

油と間違えて、酢を入れてしまったり…

肉を焦がしてしまったり…。

悪戦苦闘しながら何とか料理が完成です。そのお味は?

【新人警察官】「思ってた以上に味が薄いです。1人暮らしになると思うので、きょうの味付けだったり、応用など学んだことを生かして、料理してしたいなと思います」

【新人警察官】「きょう習ったことを生活の中で取り入れていけるように頑張りたいです」

新人警察官は1月27日に学校を卒業し、県内の交番や駐在所などで勤務を始めます。
