新潟市は、認可外保育施設で園児に不適切な保育が行われていた問題を受け、市内全ての保育施設を対象に動画を使った研修を実施すると明らかにしました。


新潟市中央区の認可外保育施設『ポポラー新潟東中通園』で2022年5月から9月にかけて確認された園児への不適切保育のほか、新潟市には不適切な保育が疑われる情報が他にも複数件寄せられていて、それぞれ事実関係を確認しています。


【新潟市 中原八一市長】
「不適切保育の通報があった場合には、通報者に不利益が生じないよう配慮したうえで事実確認を行い、必要な指導を行うことで、保護者の皆さまが安心してお子さんを預けれられるよう、適切に対応してまいります」


これまで新潟市では、不定期で園の責任者を集め研修を行ってきましたが、市内での不適切保育を受けて、1月下旬から新潟市内全ての保育施設に従事する職員9000人を対象に、動画を使った研修を実施していくとしています。

これは新潟市独自の取り組みで、研修動画には不適切保育の防止や人権意識の向上などの内容が盛り込まれます。職員がいつでも研修を受けられるようにオンデマンド形式で配信する予定です。

なお新潟市中央区の認可外保育施設『ポポラー新潟東中通園』では、園の元責任者が園児の腕をつかんでけがをさせていて、警察が傷害事件として捜査を進めています。