大きな経験を「無駄にしなかった」 若い選手に伝えたいこと

川澄は大学時代に左前十字靱帯を断裂している。
サッカー選手にとって、大きな経験だった。リハビリは地味で、しんどい。思うようにプレーできない時間も続く。

だからこそ、同じように苦しい時間を過ごす選手に共感することもできる。
大きなけがをしたことで、けがをしてからどうするかだけではなく、けがをしないためにどう準備するかを考えるようになった。

「起こってしまったことは仕方がないので、それに対してどう取り組むか、どういう心持ちでやるか、どう次に活かすかっていうのは自分次第だと思います」

けがをしたことそのものを、なかったことにはできない。
しかし、その経験をどう意味づけるかは、自分で決められる。

「自分自身はあのけがが決して無駄じゃなかった、無駄にしなかったっていうのがあるので」

だからこそ、若い選手にはまずけがをしないでほしいと願う。そのための準備を、自分なりに考えてほしいとも話す。

それでも、サッカーを続けていれば、何が起こるかは分からない。

「もしやってしまったとしても、必ず治って、長くできるよっていうところは見せたいなって」

苦しい経験も、無駄にしない。
その考え方は、川澄の前向きさの根っこにつながっている。