ファスナーの世界的なシェアで知られる「YKK」が、ファスナーの加工などを下請け事業者に委託する際に“買いたたき”をしていたとして、公正取引委員会は再発防止を求める勧告を出しました。

下請法に違反するとして勧告を受けたのは、ファスナーなどを製造する「YKK」です。

公正取引委員会によりますと、会社は2023年7月から去年11月までの期間、下請け事業者にファスナーの加工や検査を委託する際、自社に都合のいい方法で代金を算出し、適正な価格よりも割安で発注していたということです。

▼富山県内の21の事業者の▼あわせて49の作業が違反の対象で、中には、時給換算で富山県の最低賃金を下回るケースもあったということです。

本来支払われるべき金額の合計は2654万円余りで、会社は事業者と協議し、既に支払いを終えたということです。

公取委は“買いたたき”にあたると認定し、会社に勧告を出して再発防止を求めました。

YKKは「勧告を厳粛に受け止め、今後の取引で同様の問題が発生することがないよう、コンプライアンスの一層の強化と再発防止に努めていく」としています。

「YKK」をめぐっては、今年3月、子会社の「YKK AP」も下請法違反で公正取引委員会から勧告を受けています。