高市総理は23日、戦後81年の「慰霊の日」を迎えた沖縄県を訪れ、「二度と戦争の惨禍を繰り返さないよう不断の努力を重ねていく決意をあらたにした」などと訴えました。

高市総理
「沖縄県民の皆様が経験した苦難を改めて深く、心に刻みますとともに、二度と戦争の惨禍を繰り返さないという強い思いや日本人の誰もが平和で心豊かに暮らせる世の中の実現に向けて、不断の努力を重ねていくという決意をあらたにいたしました」

高市総理は23日、就任後、初めて沖縄県を訪れ、国立沖縄戦没者墓苑などで参拝や献花を行いました。

そして、沖縄戦から81年の「慰霊の日」を迎えるなか、高市総理は「沖縄戦の悲惨な実相や教訓を次世代にしっかりと継承していくことはとても重要だ」と訴え、政府としても取り組みを進めていくと強調しました。

また、沖縄の基地負担の軽減をめぐっては、「日本周辺の安全保障環境が一層厳しさを増すなか、在日米軍はなくてはならない存在だ」と話したうえで、アメリカ側と議論を進め、負担の軽減に努める考えを示しました。

このほか、今年3月、名護市辺野古沖で修学旅行中の同志社国際高校の生徒18人らが乗った小型船2隻が転覆し、女子生徒ら2人が亡くなった事故については、学校側の安全管理や教育活動の状況などが「著しく不適切だった」「学校法人および学校のガバナンスにも極めて大きな問題があった」と指摘したうえで、文部科学省が教育基本法違反と認定したことについては「過度の介入と考えていない」との認識を示しました。

また、沖縄全戦没者追悼式で高市総理が挨拶をした際、聴衆から「戦争反対」「(憲法)9条を守れ」などと声が上がったことに対して、高市総理は「平和国家としての歩みを戦後ずっと続けてきたのが日本国の誇り。その上で平和を守るために、国民の命を守るために、防衛力はしっかりと自主的に強化したい」と訴えました。