HPVワクチンの有効性などについて研究する、新潟大学産科婦人科の工藤梨沙助教です。

【新潟大学産科婦人科 工藤梨沙 助教】
「子宮頸がんの95%程度は、ヒトパピローマウイルスHPVが関与しているといわれている。それをターゲットにすることで、子宮頸がんは歴史上の病気にする事ができるとWHOはスローガンを立てている」

新潟大学が調査したワクチン接種率と、ヒトパピローマウイルスの感染率の推移を表したグラフ。県内の20歳・21歳を対象にした調査で、ワクチン接種率が高い世代は感染率が0・5パーセント以下まで減少しているものの、積極的接種が中止されてからは感染率が上昇。定期接種が始まる前の世代の数字にまで戻っています。

一方、ワクチンの副反応について、新潟大学の榎本隆之特任教授は…

【新潟大学産科婦人科 榎本隆之特任教授】
「いろいろな報道がありましたが、実際に副反応について科学的に検証したところ(運動障害などの症状が)HPVワクチンの接種者と、接種していない人と頻度が全く変わらないと安全性が証明されている」

近年、子宮頸がんの発症年齢は若年化し、20代から40代にかけてが発症のピークになっています。工藤助教はHPVワクチンの安全性や有効性について理解を深め、納得した上で接種を検討してほしいと呼び掛けています。

【新潟大学産科婦人科 工藤梨沙 助教】
「30代から40代は女性にとってどんなときかというと、例えば妊娠・出産したい時期だとか、お仕事をキャリアアップしていきたい時期になる。そういったときに、あなたがんですよと言われて、闘病生活に入らなければいけない。若い方ががんになることを防ぐためには、HPVワクチンは非常に重要であると考えています」