今月1日で能登半島地震から2年が経ちました。新潟市が進める「液状化対策」をめぐり、住民の間で意識の差が広がり始めています。

新潟市 西区の黒埼地区。今も歩道の復旧工事が行われています。

【ときめき西4丁目 阿部誠 自治会長】「工事入って、こっち見たらきれいになって、このままの勢いでいくから早めに歩道きれいになるんじゃないか」

ときめき西4丁目で自治会長を務める阿部誠さんです。
おととしの元日、能登半島地震で、震度5強を観測した新潟市。

西区と江南区を中心に液状化現象などで1万8000棟を超える建物被害が出ました。

町は徐々に被災前の姿を取り戻しつつありますが、解決していない課題があります。
【ときめき西4丁目 阿部誠 自治会長】「2年経って工事が始まったからね、それはいいことだなと思うんだけど、本来住民が求めている液状化しにくくなるような地域ってのはまだ色々課題もあるみたいだから」

市が進める街区単位の液状化対策です。

【新潟市 中原八一 市長】「対象地域の皆様のご理解が何より不可欠となりますので、丁寧な説明を行い、次のステップとなる意向確認へ進めるよう取り組んでいただくようお願いします」

新潟市は維持管理費として土地50坪あたり、30年間で26万円余りの負担を求めていて、工事を行う地権者全員の合意が必要です。

【ときめき西4丁目 阿部誠 自治会長】「今回建物が壊れた家も壊れていない家も、壊れて直した人も壊れても直せない人も含めてお金の負担を強いている」

市は、去年から説明会などを行っていますが、住民負担ゼロを求める市民との溝は埋まっていません。
一方で住民に変化も…
【ときめき西4丁目 阿部誠 自治会長】「事前の勉強会をしたいという趣旨で案内をしたんですよね。そしたら結局25人(117世帯中)ぐらいしか集まらない」

阿部さんは住民の関心が薄れ、意識にも差が出てきていると話します。
【ときめき西4丁目 阿部誠 自治会長】「震災の痕跡がだんだんなくなっていくのもいいこと、一つ忘れ去られて液状化対策はどうなっちゃったのって心配」

地震から2年。復旧へ前進できる一年を誰もが願っています。