「心の炎が、まだまだ燃えている」
今後について千葉選手は“体力的な衰え”は認めつつも、サッカー以外の要素や経験値で勝負できる自信を覗かせました。
「ちょっと回復しにくくなったなとか思っていますけど、それ以外の要素がサッカーはすごく大事だと思っています。その部分が通用するうちはやりたいなと思いますね」

2021年に新潟に戻ってからは、さらに応援してくれるサポーターのあたたかさ、心強さ、そして愛を再認識しながらプレーしたという千葉選手。イベントの最後、真剣な眼差しでサポーターに語りかけました。
「いつかJ1の舞台で、皆さんが笑顔でシャーレを掲げるその時を、僕もいちサポーターとして心待ちにしています」
笑わせて、楽しませて、最後はほろりとさせる―
稀代のエンターテイナー・千葉和彦が新潟に残したものは、記録以上の「記憶」と、未来への「希望」でした。
(前編:“死んだ魚の目”から“新潟の太陽”へ 千葉和彦 アルビレックス新潟での11年半の記憶、中編:「お前がいたから勝てた」千葉和彦を“真のプロ”へと導いたアルビレックス新潟の先輩たちの言葉と隠された“武器” から続く)










