このオーストラリア市場にいち早く目をつけていた企業があります。
近年、多くの外国人スキーヤーが訪れる新潟県妙高市は、年間宿泊客のおよそ半数がオーストラリアからだということです。

そこで地元の新井商工会議所が、妙高市に蔵を構える『君の井酒造』に、現地での日本酒売り込みを呼びかけました。
【君の井酒造 営業課長代理 霜鳥鉄平さん】
「オーストラリアの方がスキーを楽しまれている光景を目の当たりにしていましたので、日本を、妙高を、新潟を、売り込むには絶好のチャンスかなと思いまして」

日本酒の人気が高まっているオーストラリアでは、2022年から主要都市で酒フェスティバルが開催されており、君の井酒造は9月にシドニーでの酒フェスへ初めて参加しました。
現地の相場に合わせた販売価格は日本のおよそ5倍ですが、それでも飛ぶように売れたといいます。










