新潟県燕市で、不審者に対応する訓練が4日に行われました。
燕市役所に入ってきたのは警察官が演じる不審者。
刃物と、ガソリンを入れたペットボトルを持っている想定です。
【市職員】
「さすまた持ってこい!」
まずは不審者から離れた職員がすぐに警察と消防に通報。
ほかの職員が“さすまた”を持ち出し、警察の到着を待ちます。

やがて到着した警察官に確保され一安心、と思いきや…

不審者のガソリンについた火が消えず、火事が発生したという想定で、およそ500人の職員が屋外に避難する手順などを確認しました。
男が刃物を振り回したり火をつけたりする事件は、2024年7月に愛知県高浜市役所で発生していて、実際に市の職員3人が負傷しています。
【燕警察署 生活安全課 齋藤直史 課長】
「身近なところに刃物を持っている人がいる可能性がありますので『いつ、そういった事態が起きるかわからない』という緊張感を持って勤務してほしい」

【燕市 用地管財課 酒井進 課長補佐】
「どうすれば良いかというのがイメージしづらいと思いますので、こういう動きを見ておいてもらうことで、実際に起きた時の対応ができるのではないか」
「市民が安心して来てもらえるような環境を作りたい」
予期せぬ事態に職員が対応できるよう、燕市役所は今後も訓練を続けたいとしています。










