原発再稼働をめぐり新潟県議会は21日、知事が再稼働の是非を判断した後、県議会に委ねることを尊重する決議案を可決しました。判断方法をなかなか示さない知事への自民党からのプレッシャーでしょうか。

9月県議会最終日。

【自民党 高見美加 県議】
「知事が出した結論について、同じく県民を代表する立場にある県議会として真摯に向き合い、熟議のうえ県議会の意思を示すことを決意する」

自民・公明が出したのは、知事が再稼働の是非を判断した後、県民の意思を確認する方法を示した場合、それを尊重するという決議案で、賛成多数で可決されました。

議では県民の意思を確認する方法に県議会を選択した場合、議会は真摯に向き合い意思を示すとしています。

知事はこれまで再稼働の判断をした後、県民の意思を確認するため、信を問うと繰り返してきましたが、その方法を明らかにしていませんでした。決議は10月末以降に判断するとみられる知事へのプレッシャーのようにも映ります。

Q議会は知事にボールを投げやすくする意味合いがある…?

【花角知事】
「意図は分かりません」

Q知事にプレッシャーをかけた見方もできる?

【花角知事】
「だから意図は分かりません。文面通り決議案を受け止めたいと思います」

「県議会だけの判断で再稼働を決めるな!」
一方、議案に反対していた市民団体は県内2万世帯以上を対象に「独自の意識調査」を行い、結果を県議会に提出する予定です。