サンフレッチェ広島レジーナが達成した“観客数2万人”の衝撃

サンフレッチェ広島レジーナはWEリーグがスタートした2021-22シーズンから女子サッカーに参入し、23-24シーズンに新スタジアム『エディオンピースウイング広島』が開業。その効果もあって、前のシーズンと比べて平均入場者数が3倍近くにまで増加した。

さらに昨シーズンは今年3月8日の第13節・三菱重工浦和レッズレディース戦で“来場者1万人プロジェクト”を行ったところ、入場者数2万156人とWEリーグで初めて2万人の大台を突破。

さらに5月のホーム最終戦(第20節・ノジマステラ神奈川相模原戦)でも1万人以上の入場者数を記録し、平均入場者数は5482人とWEリーグ新記録を樹立している。

広島での“1万人プロジェクト”の仕掛け人・サンフレッチェ広島レジーナの石井奏大さんは、地域の協力も得たうえでの成果としながらも、「自由過ぎる女王」というブランドキャラクターの確立が重要だったと指摘する。

サンフレッチェ広島レジーナ 石井奏大さん

「『レジーナと言えば“自由すぎる女王”だよね』という形で、チームとしてのブランドを認知させていきたいと考えていました。ピッチでは全力で、日常は自由で個性あふれる選手たちが多いので… サッカーだけではなく地域の活動だったり、集客活動だったりというところも、選手からたくさんアイデアをもらったうえで、地域の皆さんとともに2万人という集客を達成することができたと思っています」