埼玉県鴻巣市に住む70代女性から現金310万円をだまし取ったとして、36歳の男が逮捕されました。男は宅配便で現金を含む荷物を受け取る“受け子”とみられています。
詐欺(オレオレ詐欺)の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の男(36)です。
警察によりますと、男は何者かと共謀し、今年2月8日から3月5日までの間、共犯者が複数回に渡り、70代女性の自宅に息子を名乗って電話をかけました。
そして、「現金を至急必要としている」などと嘘を言い、女性に現金310万円が入った荷物を別の人物経由で東京都稲城市内の集合住宅に送らせて、男が受け取りだまし取った疑いが持たれています。
男は今年10月に新潟県加茂市に住む70代女性から現金400万円をだまし取ったとして逮捕されたほか、11月にも同様の手口で川崎市幸区の70代女性から現金305万円をだまし取ったとして逮捕されていました。
警察は男の認否について、捜査に支障があるとして明らかにしておらず、組織の実態解明や余罪などについて、引き続き捜査を進めています。
新潟県内をはじめ、全国各地で特殊詐欺事件が相次ぐ中、警察は「『現金を宅配便で送れ』は特殊詐欺の可能性が高い」として、決して送らないよう呼び掛けるとともに、家族や警察に相談してほしいとコメントしています。










