新潟県では1日、雷を伴った激しい雨が降って大雨となる所がある見込みです。新潟地方気象台は、1日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼び掛けています。また、2日明け方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風やひょうにも注意が必要です。

気象台によりますと2日にかけて、北陸地方の上空約5500メートルには-12℃以下の寒気が流れ込む見込みで、上空の寒気と気圧の谷の影響で大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達する見込みだということです。

このため新潟県では、1日は雷を伴った激しい雨が降って大雨となる所があり、予想より雨雲が発達した場合や停滞した場合は、警報級の大雨となる恐れがあるということです。

また、これまでの雨で地盤の緩んだ所もあるため、少ない雨量でも災害が発生する恐れもあるとしています。

雨の予想

▼1日に予想される1時間降水量（多い所）
　新潟県内全域　30ミリ

▼2日午前6時までに予想される24時間降水量（多い所）
　新潟県内全域　80ミリ

気象台は、新潟県では1日朝から夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼び掛けています。また、2日明け方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風やひょうにも注意が必要です。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど安全確保に努めるほか、ひょうが降る恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

今後の雨のシミュレーションを見ると、県内はあす2日の午前中にかけて雨となる所がありそうです。降り方が強まる所もありそうですので、今後の気象情報に注意してお過ごしください。