取材に来た場所は、長野県境に近い、糸魚川市の『小滝川ヒスイ峡』です。
ここでは看板に「岩石などの採取が法律で禁止されている」と明示されています。

【記者】
「川の下へ下がってきたのですが、石がたくさんあって素人目じゃどれがヒスイかわかりませんね」

この小滝川ヒスイ峡は、1938年に初めてヒスイが発見された場所として知られています。

一方で、国の天然記念物となっていて、川にある鉱物や岩石を採取したり傷付けることは禁止されています。取材を続けていると、2人の男性が石を叩き削っていました。この男性に話を聞くと、採取禁止区域だとは知らないと話していました。

もし区域内で鉱物や岩石を破壊行為をした場合は、罰金や懲役刑を受けることもあるといいます。

【糸魚川市観光協会 村田雅人さん】
「安全・安心にヒスイ探しをしていただくためには、海岸線で楽しんでいただきたいと思います」

糸魚川観光協会は気を付けながら“県の石”ヒスイ探しを楽しんでほしいとしています。