全てのテナントが営業を終了した『西堀ローサ』の運営会社が株主総会を開き、2024年度の経常損益が3800万円あまりの“赤字”だと明らかにしました。

新潟市中央区の地下商店街・西堀ROSAを運営する第三セクター『新潟地下開発』は、20日に開いた定時株主総会で昨年度の決算を報告。
通常の事業活動で発生した損益を示す「経常損益」は3881万円の赤字、純資産はおよそ3億9000万円のマイナスで、“債務超過”に陥っています。

西堀ローサは全てのテナントが3月末をもって営業を終了。
新潟地下開発は、新潟市から借り入れた9億円の返済は“困難だ”として会社の解散を決めていて、新潟市に対しては債権の放棄を要望しています。

【新潟地下開発 佐藤健之代表】
「減価償却費が我々の欠損の大きな理由になっている。株主からは、残余財産を多く残して新潟市にお返しするという要望はいただきました」

新潟地下開発は、7月の臨時株主総会で“解散の手続き”を行う予定です。