旧千円札の裏に富士山が描かれていることを知っている人は多いと思います。このデザインの元となる写真を撮ったのは実は新潟県出身の写真家なのです。
この写真家の存在を広く知ってもらおうと、お札に彫刻する前のデザインを描いた『コンテ画』が11日、新潟県に寄贈されました。
花角知事のもとを訪れた国立印刷局の大津俊哉理事長。知事に手渡したのは富士山が描かれた一枚の絵です。

この絵、みなさん何度も見たことがあるはずです。

まだ財布の中にありませんか?旧千円札の裏に描かれた富士山の絵です。

【国立印刷局 大津俊哉 理事長】
「新潟出身の写真家 岡田紅陽さんの作品『湖畔の春』を基にしたデザインです」
この富士山の絵の元となる写真を撮ったのが旧中条村、現在の十日町市出身の写真家 岡田紅陽さんです。

旧千円札の裏にある富士山は、岡田さんの写真を元にデザインされたもの。

岡田さんの存在を広く知ってもらおうとお札に彫刻する前のデザインを描いた『コンテ画』を県に寄贈しました。
【国立印刷局 大津俊哉 理事長】
「この方は新潟出身で、新潟の風土が素晴らしい方を育てたということをさらに外にアピールできればいいなと」
県は、展示方法を検討するとしています。
