新潟県長岡市に住む50代女性が、マッチングサイトで知り合った“男性”にドルへの投資を勧められ、およそ885万円を騙し取られる被害に遭っていたことが分かりました。
警察によりますと、女性は最初に計40万円振り込んだところ、8万円の利益を加えた48万円が戻ってきたということで、話を信じ込んだということです。

警察によりますと、50代女性は今年7月上旬ごろ、マッチングサイト上で“男性”と知り合い、やり取りを進めた所、ドルへの投資を勧められたということです。
女性は、教えられた投資用のSNSアカウントから指定された口座に2回に分けて、合わせて40万円を振り込んだところ、8万円の利益が出て、48万円が振り込まれたということです。

その後、“男性”から1000万円をドルに投資する話を持ち掛けられた女性は、話を信じ、7月17~18日に計615万円を振り込みました。すると、利益が出ている表示になり、投資用のSNSアカウントからは「お金を受け取るには電信為替申請費用を払う必要がある」とメッセージが届いたということです。

女性は、8月1日と4日に計270万円を指定された口座に振り込んだところ、8月6日に「お金を引き出すには、リスク保証金が必要」などとメッセージが届いたことから不審に思い、“男性”に連絡。しかし、連絡がつかなくなったことから警察に相談し、被害が分かったということです。警察はSNS型ロマンス詐欺として捜査しています。