ベトナム・ハノイ空港からさらに車で3時間の所にあるタインホア省。
人口は370万人で、15世紀の初めに作られた「ホー王朝の城塞」が、2011年には世界文化遺産に登録されています。

タインホア省は、ベトナム国内最大のコメの産地で、果物の栽培も盛ん。
ベトナム政府から、地方間交流の相手としてタインホア省が提案され、2023年11月に新潟県と『交流協力に関する覚書』を結びました。

タインホア省にとって、外国の地方とこのような交流協定を交わすのは、新潟県が初めてです。

タインホアのホテルでは、新潟県内の企業とベトナムの企業が参加して、自社紹介のプレゼンと意見交換会が開かれました。いわゆるビジネスマッチングです。
会場には新潟県産品も展示され、具体的な商談も行われました。

【新潟ベトナム協会会長 渡邉豊さん(TOWA JAPAN社長)】
「都会地であるホーチミンやハノイの方は、競争がきつ過ぎる。これから進出するのであれば“地方”に出るべき。地方もどんどん発展している。しかし、ベトナムやその“地方”を見ているのは、新潟県だけではない。日本だけでもない。ですから、早めに決断して早めに動くことが大切」