「こちらは個人負担でアスファルトを直したそうですが、作業の頻度は?」
【作業員】
「正月からほとんど毎日ですね」
「まだまだやらなきゃいけないことがたくさんある」
「やっぱり平らな道路じゃないと不安ですよね。それを1日も早くきれいに仕上げるのが私の仕事だと思っています」

能登半島地震では、新潟県内でも長岡市で震度6弱、新潟市中央区や上越市など広い範囲で震度5強を観測しました。

この地震で6人が重傷、44人が軽傷。上越市では津波が街を襲い、1棟が床上浸水、14棟が床下浸水。
「液状化現象」は新潟市西区を中心に確認されており、県内で2万1236棟の住宅が被害にあっています。

新潟市西区の善久では、再建がまだ手つかずのままとなっている住宅がほとんど。
2024年5月末の善久の世帯数を住民基本台帳でみますと、地震前の2023年12月末と比べて88世帯少なくなっています。

住宅のみならず、塀が傾いたり、ガレージに土砂が残っていたりと、能登半島地震から半年たった今も、液状化の爪痕はまだ色濃く残っており、住民からは、
「駐車場が下に落ちているが、直すのにあたって道路の高さがはっきりしない」
「やっぱり斜めのままだと体調を崩す。早く直して平らなところに住みたい」
といった声も聞かれました。