リスト公表の“サイト”は今も存在 新潟の医師「税務署が調査に来た」

8年前に話を聞いた新潟市の医師に改めて取材しました。
当時、公開されていた住所のマンションからは数年前に引っ越したそうです。
この騒動後、どんな影響があったのか、あるいはなかったのか、を聞きました。

― 8年前の騒動、覚えていますか?
医師「なんとなく…、思い出してきました」

― リストに個人情報が掲載されたあと、変化は?
医師「翌年、税務署だったかが調査にきました。なんかに名前が出ていたと」

― それで?
医師「脱税しているのでは…と疑われたみたいだったけど、説明したら納得してくれて、税務署の職員は笑って帰っていきましたよ。何だったのでしょうね。あの騒動は…」

“パナマ文書騒動”から8年。
実は今でも、『パナマ文書』を検索できるサイトが存在します。
当時3件ヒットした新潟県関係は2件となっていましたが、この医師の“個人情報”も8年前と変わらずに見ることができました。

この医師のように、“脱税”にも、“パナマ”にも関係ない人や企業の情報が、現在でもネット上にはさらされているのです。