経済的に厳しい環境から“学びたくても学べない”という現状を知った土田さんは、2年前に『一般財団法人 未来応援奨学金にいがた』を設立しました。
これは返済不要の給付型の奨学金制度で、ひとり親世帯や生活保護世帯の高校生・大学生・専門学生を対象に、高校生は月5000円、大学生や専門学生は月3万円の支給が受けられるというものです。

奨学金を利用した人たちからは感謝の声が寄せられていました。
「奨学金で参考書を購入させてもらっています」
「心に余裕も生まれ少しずつですが勉強時間が確保できるようになってきました」
現在およそ180人が利用し、年間3000万円ほどを給付していますが、その資金源は個人や企業からの寄付で賄われています。
しかし3年目を迎え、大きな課題に直面しました。










