実は国は今「花粉症対策」に乗り出しています。
沖縄と香川を除く45の都道府県にそれぞれ重点区域を設け、スギ人工林での伐採や花粉の飛散が少ないスギへの植え替えを進める方針です。
さらに、30年後には「花粉の発生量を半分に減らす」という目標を掲げています。

新潟県内では、粟島浦村を除く29の市町村に、およそ2万2600haの重点区域があります。民間事業者が、花粉の出るスギを伐採して花粉の少ないスギに植え替えた場合、伐採費用の一部を国と県が補助する仕組みとなっています。

この対策の鍵を握る“新たなスギ”の増産が、すでに新潟県内でも始まっています。
長岡市和島地域にある新潟県の施設「和島林木育種園」に行ってみました。

【新潟県農林水産部緑化係 番場由紀子係長】
「こちらが“エリートツリー”の採取園になります」

エリートって…!?
一体、どんな木なのでしょうか?