新潟県の県央地域の救急医療の中核を担う済生会新潟県央基幹病院が4日、外来診療を始めました。訪れた人からは、救急医療への期待の声が聞かれました。

【記者レポート】「きょうから外来診療を開始した済生会新潟県央基幹病院です。雪が降る中ですが、診療を受けようとする人たちが訪れています」

燕労災病院と三条総合病院が統合し3月1日に開院した県央基幹病院。

4日に始まった外来診療には199人が訪れる予定です。

「断らない救急」を掲げている県央基幹病院は、地域内で年間およそ8000件ある救急搬送の95%を他の医療機関と役割分担して対応するとしていて、すでに開院から30人の救急患者を受け付けています。

病床数は、400床で31の診療科がそろいます。

【燕市から通院する人は】「近々手術の予定があるので、きょうは打ち合わせです。安心できますよね、夜でも救急車呼べば連れてきてもらえるので」

【済生会県央基幹病院 遠藤直人 院長】「民間の病院や応急診療所、医院の先生方とともに、県央地域全体で連携を作っていくことが最終目標ですので」

外来診療を受けるには、かかりつけ医の紹介状が必要となります。