新潟県長岡市の斎藤さん夫婦が住む2階建て住宅は、築125年の古民家でした。
この“リノベーション”とは、どういうものなのか…?

【モリタ装芸リフォーム・リノベーション部 小倉直之さん】
「一般的にリフォームというのは部位の改修になるが、リノベ―ションは建物自体に付加価値をつけたり、暮らし方をどう変えるかという全体的な改修になると思います」

新潟県は新年度の予算案の中で、空き家をリノベーションして子育て世帯に販売する事業者に補助金を出すという事業が盛り込んでいます。
「空き家問題の解消」と「子育て支援」とをかけ合わせた新たな事業です。

【斎藤悠里子さん】
「長岡でも空き家をよく見るが、一見するとここに住めるのかなという不安はあると思うので、その家自体が私たち家族に向いているのかどうかとか、リノベ―ションした後にどんな感じになるのかというのを、相談したり、イメージをふくらませながらリノベ―ションできればいいかなと」

齊藤さんの家は、全国の年間施工事例の中からその年を代表する魅力的なリノベーションを決める2023年度のコンテストで、1500万円以上の部門の「最優秀賞」を受賞しました。

【斎藤悠里子さん】
「吹き抜けで壁もないので寒さは不安だったが、実際住んでみて全然寒くなく、薪ストーブ1台あれば温かい」
【斎藤元気さん】
「良かった以外なにもないですね。新築にはない魅力がたくさんあるし、古民家というのはいいと思います」

【小倉直之さん】
「年々リノベ―ションに対する意識が高まっているなと感じます」
「新築とは違って家ごとに表情が違ういいところと悪いところと、どう生かせて、どう自分たちのライフスタイルに落とし込めるかというのを楽しめるというのが、リノベーション住宅の魅力かなと思います」

ライフスタイルに合わせて快適な暮らしを実現できる『リノベーション』。
行政の後押しもあり、今後ますます注目されそうです。