新潟県長岡市で男性衣料の卸売業を専門に営んでいた『石沢商事』が、新潟地方裁判所長岡支部から10日に破産手続き開始の決定を受けていたことが分かりました。
民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、負債額はおよそ2000万円とみられています。
長岡市表町の『石沢商事』は、1868(明治元)年に創業した老舗男子服卸売業者で、新潟県内の官公庁・建設業者・工場・各小売店などに向けた、雨具・軍手・作業用靴・作業服等の販売を手がけていました。
2001年6月期にはおよそ1億円の年上高を計上していましたが、近年では最販店などとの競合が激化するなかで収益状況が悪化していた模様です。
さらに後継者不在等の状況も加わって先行きの見通しも立たず、4月11日には事業を停止していました。