◆目標金額300万円「レディース特化の古着屋」開業目指して…

三上さんが店長となり開業を目指す『新たな古着屋』にはテーマがある。それは『青森にレディース古着の選択肢を』ということだ。

倉内店長と三上さんによれば、現在、古着のなかでも幅広い世代に根強い人気を誇っているのは、ほとんどが大手のスポーツメーカーや人気ブランドが手掛けた『メンズ古着』と呼ばれている物で、サイズが大きいいわゆる「オーバーサイズ」の物だったり、デザインの偏った物が多いという。これとは違い、『レディース古着』は細かな刺繍や装飾がされていたり、マイナーなブランドが手掛けていることが多いため、より個性的なデザインとなっているという。また、サイズは着る人の体型に合った「ジャストサイズ」が多いのが特徴のようだ。

三上さんが最高におススメするレディース古着

三上愛結さん
「レディース古着を買おうとしているお客様からも、よく『この服は青森だと浮きますかね…』とか『ここ(地元)だと派手すぎますかね…』って相談を受けることがある。別に浮くことが悪いことではないのに…。都会とは違って、まだまだ青森県では新しいモノが排他的に扱われがちなので、そういうレディース古着に触れるきっかけがあれば、多分女性にも男性にも『レディース古着を着る』っていう選択肢が生まれると思うんです。この前も、男性のお客様がブラウスやスカートを『これに合わせたいんだ』と買っていった人がいた。性自認がどうこうってわけではなくて、その服の良さや個性を出せる素晴らしさを、たくさんの人に知ってもらいたいんです」

4月上旬に青森市内でのオープンを目指し、現在、目標金額300万円としてクラウドファンディングに挑戦している三上さん。『新たな古着屋』の店舗名は、『Float』だ。