全国で500人以上の食中毒患者が確認され、営業禁止処分となった青森県八戸市の弁当製造会社の「吉田屋」が処分の解除を受け6日から駅などで弁当の販売を再開しました。

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営業を再開したのは八戸市の弁当製造会社吉田屋です。

小林憲治記者
「食中毒発生以降、閉じていた吉田屋のカーテンが午前8時半すぎに開けられました。こちらでは予約を受けた弁当が販売されるということです」

吉田屋は2023年9月に製造した弁当を食べた全国29都道府県で554人が食中毒となり、八戸市保健所が9月23日から営業禁止処分としていましたが衛生改善報告書の提出や立ち入り検査などを踏まえて4日に処分が解除されました。

これを受けて吉田屋は6日から直売所のほか新青森駅や八戸駅、それに盛岡駅で弁当の販売を再開しました。

弁当を購入した人は
「また再発するんじゃないか不安はありましたけど、あれだけ報道されているので改善されているだろうなと」

吉田屋の吉田広城社長は「2度とこのようなことが起こらないようルールを守り、一つ一つ丁寧に商品づくりを行う」とコメントしています。