小学生の頃からの夢だったバスの運転手に

家族のために一生懸命働いていたが、35歳の時に工場が中国に移転。その時葛西は思った。単身赴任になると家族が離れ離れになる…。小学生の頃に1人残された寂しさを思い出した。家族は離れてはいけない。
家族に相談し、退職。そして小学生の頃の夢を思い出す。

密かに取得していたバスの大型免許。バス運転手になって、現在22年目。

神奈川中央交通株式会社 戸塚営業所副所長 鈴木彰さん
「非常に明るい性格で、今副班長という立場なんですけれども、班員からもよく慕われる人物でございます」

葛西
「最初は経験もなかったですし、果たして自分にできるのかとすごく不安でした。でもやっぱり指導してくださった先輩、上司の方々にすごく面倒見てもらって、一人前になるまでちゃんとバックアップしてくれましたね」

「家族と一緒に入れることが一番幸せです」という葛西

葛西
「やっぱりうちの妻がいなかったら今の自分はないので、そこはやっぱり感謝しかないですね。『ありがとう』それだけです。定年まで職責を全うして、いつか地元、鯵ヶ沢町の漁港の絵を描いてみたいですね」

仕事にも家族にも、日々感謝と葛西は言う

葛西の挑戦は続く。