涙を浮かべながら謝罪の言葉をくり返した八戸市の吉田屋の吉田広城社長。

吉田屋・吉田広城社長
「リスクを漫然と理解せずに売り上げを重視した。経営者としては慢心と油断があった」

吉田屋は全国のスーパーで開かれるフェアなどに提供するため、平日の3倍にあたる1日約1万8000個の弁当を受注して製造。酢飯と茶飯は岩手県の業者に委託しましたが注文より高い温度で納入されていました。吉田屋はこのチェック体制がなかったため高い温度のままで受け入れていました。食中毒の患者は全国29都道府県で521人。患者は吉田社長が直接、謝罪や経緯を説明することを求めていましたが会見が開かれたのは発生から35日経ってからでした。

吉田屋・吉田広城社長
「数字の積み上げが毎日変わるなかで、なかなか確たるものが言えない。そういった状況でした。遅れてしまったことはたいへん申し訳なく思っています」