しかし、心のどこかで反発心があった。そんな家庭環境の中で生まれた夢は…結婚して温かい家庭を築くこと。

三村
「家族全員であたたかくご飯を食べるという家庭じゃなかった。誰かがピアノやバイオリンを練習してたり、終わったらそれぞれにご飯食べたりとか、そういう家庭環境もあったので、なんか、あたたかくて…パパが5時とか6時に帰ってきたら、『お帰りなさい』って言ってあたたかいご飯ができてる環境が憧れで、家庭を持ちたいと思ってました」

学校では合唱の伴奏することが多かったが、その反面、自分も歌いたいという気持ちがあった。音大へ進学のため上京。しかし、ピアノへの気持ちよりも、夢であった結婚の方へ気持ちが動き、23歳で結婚。