青森県の伝統工芸品に指定されている『津軽竹籠』。“津軽富士”岩木山などで採れる根曲がり竹を材料に弘前市岩木地区で作られてきました。かつては軽くて丈夫だとして青森県内で広く使われていましたが、その普及には国内随一の生産量を誇る青森県のリンゴ産業の発展が深く関わっていました。

熟練の手さばきで竹を割るのは弘前市岩木地区の三上司さん85歳。

三上司さん
「(竹を割る時は)なたと左手で調整しないとダメだ。親からやっているので見て覚えている。誰も教えてくれないので見て覚える」

三上さんが作っているのは200年以上の歴史を持つ青森県の伝統工芸品『津軽竹籠』です。明治時代に津軽地方でリンゴの栽培が始まり、国内随一の産地に発展していくなかで軽くて丈夫な竹籠は農家に重宝され一気に広まっていきました。