女性の消防隊員が活躍しました。青森県むつ市で、消防隊員が人命救助に必要な技術などを競う大会が開かれ、なかには、女性隊員がペアで初めて出場した競技もありました。

大会は、むつ市の大湊消防署の訓練施設で開かれ、大畑消防署の新田真心消防士が選手宣誓をしました。

※大畑消防署新田真心(にった・まなか)消防士「地域住民の安心・安全を第一に考え、下北消防の救助新時代を築くよう精一杯競技することを誓います」

大会には下北地方の各消防署から選抜された隊員51人が出場し、個人と団体あわせて、6つの競技が行われました。このうち、「ほふく救出」は、煙が立ち込めるビルなどから救助者を安全な場所まで運ぶことを想定しています。今回はこの競技に下北地方の大会で初めて女性隊員のペアが出場、素早く的確な動きで救助者を持ち上げて搬送しました。

※大畑消防署 森彩(もり・あやか)消防副士長「体力的な部分で不安はあったが無事競技を終えられて安心」

※大畑消防署 新田真心消防士「本番で緊張している中で、止まらずに結索ができてよった」

競技では速さや正確さ、それに安全性などが審査され、入賞した隊員は下北代表として7月、八戸市で開かれる県大会に出場します。