20年ぶりに新たなリーダーが誕生する青森県知事選挙の告示まで1週間です。
これまでに4人が立候補を表明する中、自民党青森県連の推薦獲得を目指した前のむつ市長・宮下宗一郎氏と前の青森市長・小野寺晃彦氏、それぞれを支援する動きが活発化、旗色が鮮明になってきました。

10日、青森市で開かれた宮下宗一郎氏の「県民集会」には、約1300人が来場しました。

※宮下宗一郎氏「この状況を打開するためには、リーダーが先見性を持ってスピード感を持って取り組まなきゃいけない」

自民党県連が「自主投票」と決めたことで組織の後ろ盾が期待できず草の根での支持拡大を図る中、10日にはむつ市議会議員が支援組織を発足させ、議員22人中、共産党を除く20人が参加しました。
このほか、政党を問わず各地で自治体議員が支援を打ち出しています。

※宮下宗一郎氏「一人でも多くの人たちに会ってわたくし自身の思い、考え方、熱意を伝え、一人でも多くの人たちに会って悩みや不安や希望を聞く、このスタイルは最後まで貫いていく」

小野寺晃彦氏を支援する動きも加速しています。9日、弘前市で開かれた総決起大会には、津軽圏域の市町村長や議員が顔を揃えました。14市町村中11の市町村長が応援団を結成しています。

※小野寺晃彦氏「良い政策を実行していく基本に立ち返って、そのことが青森県を東北をけん引する青森県にしていく。全身全霊でまっすぐに戦い抜いてまいります」

また、自民党青森県連が自主投票とする中で、10日には青森県議会の自民党会派29人のうち17人が参加して支援する会が発足し、自民党県議も旗色を鮮明化し始めています。

宮城県仙台市の元損害保険会社社員・楠田謙信氏は、一次産業の発展を公約として無所属で戦う方針です。9日に立候補を表明した元むつ市議会議員の横垣成年氏は、無所属で共産党の推薦を受けて出馬します。

県政の新たなリーダーを選ぶ青森県知事選は、5月18日木曜日に告示され、6月4日・日曜日に投開票が行われます。