任期満了に伴う6月の青森県知事選挙に立候補を表明している楠田謙信(くすだ・けんしん)さんが10日、農林水産業を重点とした公約を発表しました。
楠田さんは青森市で記者会見を開き、「青森を豊かにするために一次産業を立て直す」ことを重点とした知事選での公約を発表しました。
※知事選への立候補を表明 楠田謙信氏
「青森県で働ける環境を作る、自分たちで稼ぐ仕事、ここが大事。ここがないと二次産業・三次産業が潤わない」
楠田さんは、青森県で農業に携わる約10万人の収入を増やすため、稲作の二期作に向けて種もみの購入を支援するとしています。また、林業では就業者を8000人程度増やすためにスギの伐採を進めた上で、木工品の製造、首都圏での販売につなげて継続的に働くことができる環境作りなどを掲げています。
※知事選への立候補を表明 楠田謙信氏
「何でもやります私は言いません。ここができなければ他のことやっても意味がないと思っている」
知事選には、前のむつ市長の宮下宗一郎(みやした・そういちろう)さん、前の青森市長の小野寺晃彦(おのでら・あきひこ)さん、元むつ市議会議員の横垣成年(よこがき・なりとし)さんが立候補を表明しています。
知事選は5月18日に告示され、6月4日に投開票が行われます。