青森県政のかじ取り役を決める県知事選挙は5月18日の告示まで2か月を切りました。立候補を表明している前むつ市長の宮下宗一郎氏と青森市長の小野寺晃彦氏ともに地元以外での動きも活発化させて浸透を図っています。

※前むつ市長 宮下宗一郎氏
「全県で後援会活動をする中で10日経っていますが、全県は広いということと、非常に厳しい・非常に難しい活動になっていると実感があります」

後援会主催の座談会で挨拶する宮下氏 20日十和田市

前のむつ市長、宮下宗一郎氏は20日、十和田市で後援会主催の座談会に出席して参加者から地域の課題を聞きながら農業政策や人口減少対策など自身の考えを示しました。宮下さんは21日、青森市に事務所を開設して、今後、街頭活動を始める予定です。

※青森市長 小野寺晃彦氏
「きちんとした政策の方向性を見つけて、1つ1つ青森県の県政の刷新を実現していく、そのためにあおもり創生、刷新と責任ののぼりばたをもって、八戸市類家におじゃまさせていただきました」

街頭に立つ小野寺氏 19日八戸市

青森市長の小野寺晃彦氏は19日、八戸市で街頭に立ち主要政策に据えている小中学校の給食費無償化や創業の支援などに取り組む姿勢を示しました。4月末としている青森市長の辞職まで公務の合間をぬいながら40市町村を巡る方針です。

候補予定者が動きを活発化させるなか、知事選で独自候補の擁立を模索してきた立憲民主党県連は18日、自主投票と決定しました。自民党県連と公明党もすでに自主投票を決めていて、政党対決の構図は薄まっています。知事選は5月18日に告示、6月4日に投開票が行われます。