骨髄バンクへのドナー登録に必要な説明や手続きを行う青森県内の説明員が高齢化し、活動が難しい状況にある中、青森市の大学生が新たに説明員となりました。
※あおもり骨髄ドナー登録募る会 佐藤孝治代表
「委嘱状。次に掲げる期間中、公益財団法人日本骨髄バンク説明員として委嘱します」

骨髄バンクの説明員となったのは青森中央学院大学・看護学部の3年生、出村椎音(でむら・しおん)さんです。あおもり骨髄ドナー登録募る会の佐藤孝治(さとう・こうじ)代表の指導で2022年から研修を受け、2月1日付で認定されました。


説明員は献血会場で登録会を開催し、骨髄移植までの流れを説明して登録手続きを行うボランティアです。青森県内には、12人の説明員がいますが、高齢化して実際に活動しているのは4人にとどまり、佐藤代表は大学生に協力を呼びかけています。
※あおもり骨髄ドナー登録募る会 佐藤孝治代表
「自分もある程度の年齢になってきているし、(説明員も)だんだん高齢化してきているので、若い人に任せた方がいいのかなという思いもあります。できれば月に1回皆さんで集まって練習していただければいいなと思います」


今後は出村さんの後輩2人も説明員の研修を受ける予定です。
※青森中央学院大学3年 出村椎音さん
「(骨髄移植の)手順を明確に話しつつ、質問には正確に答えられるようにしていきたい。(後輩の)授業や就活が忙しくならないうちに継承していきたいと思っています」



青森県内の大学生の説明員は出村さんが2人目です。