冬の寒さに負けず、地中から茎を伸ばす山ウドの収穫が青森県新郷村で最盛期を迎えています。

新郷村の前山勝造(まえやま・かつぞう)さんの農業用ハウスでは、山ウドの収穫が最盛期を迎えています。山ウドは若いうちに収穫して、芽や若葉、つぼみを食べることができる香り豊かな春の山菜で、暖房のある農業用ハウスで栽培すると1月に収穫することができます。栽培はそれほど難しくはありませんが、このところの燃料費の上昇は、栽培農家の悩みの種になっていると言います。

※山ウド栽培農家 前山勝造さん
「山ウドは高級品ではないので、価格が上昇するのは考えられない。だから電気代や燃料費が上がると大きな痛手になる」

一方、今シーズンの寒さも手伝い、山ウドのできは申し分ないということです。

※山ウド栽培農家 前山勝造さん
「今、掘りあげている状態では良くできていると思う。たくさん食べてもらいたい」

前山さんのハウスでは3月中旬までに約5トンの山ウドを収穫する予定で、一足早い春の味覚は青森県内のスーパーなどで販売されます。