むつ市長の宮下宗一郎氏が26日、任期満了に伴い6月4日に投開票が行われる青森県知事選への立候補を正式に表明しました。
※むつ市長 宮下宗一郎氏
「本年6月に行われます青森県知事選挙に立候補する決意を致しましたので、改めて正式に皆さまに表明いたします」
宮下氏は26日午後2時からの記者会見で、青森県知事選への立候補を正式に表明しました。宮下氏は2014年のむつ市長選で初当選し、現在は3期目を務めていて43歳です。市長の職は、新年度予算を市議会で成立させて以降、3月上旬に辞職すると述べました。また、政策については少子化や物価高騰対策、短命県・医療過疎への対策など7つの項目を示し、今後、県民の意見を聞いた上で、最終的な政策は3月に発表するとしました。
※むつ市長 宮下宗一郎氏
「皆さんの側に立って不安を共有し、一緒に未来に挑戦する政治。このために私たちがいま置かれているあらゆる状況をあらゆる場面で発信し、解決のために強力に連携を進めていきたい」

知事選への立候補は青森市長の小野寺晃彦氏も表明していて、これで2人目です。宮下氏と小野寺氏は自民党青森県連に推薦願を提出していて、県連の選考委員会が2人に対し、自身が推薦されなかった場合に党が推薦する候補当選のために最大限努力するという趣旨の“誓約書”を求めていますが、宮下氏は署名しない考えを改めて示しました。
※むつ市長 宮下宗一郎氏
「自民党の県連会長の津島先生が署名するかしないかは、推薦に影響しないと明確に仰っていますので、今の時点でなかなか(署名)できないとお答えしているとおりでございます」
これについて小野寺氏は26日、語気を強めて次のように述べました。
※青森市長 小野寺晃彦氏
「実際に署名するにあたってそう表明するのはある意味事実ですからかまわないと思います。事前に推薦されなくても立候補しますと表明するのであれば、そもそも推薦届を出さなければいい」

自民党青森県連は2月上旬までに2人の推薦願に対する結論を決定する方針です。青森県知事選挙は5月18日に告示、6月4日に投開票が行われます。