その影響は、青森県内でも広がっています。


※小野寺紀帆キャスター
「青森市の和菓子店です。卵の値上がりは聖なる夜の食卓を彩るクリスマスケーキにも及んでいます」
青森市の松栄堂は、青森県内の養鶏業者と直接取引していて、現在の値段は10キロあたり3300円、この1年間で900円ほど高くなっています。

さらに、ことしはケーキ作りにかかせない小麦や砂糖なども値段が上がっているため、店は苦渋の決断をしました。12センチのホールケーキを2021年より400円、15センチを300円値上げしました。

※松栄堂 畑中和紀社長
「(卵を)仕入れるたびに100円とか上がっています。(全国の)養鶏場の感染の問題で供給が停滞してだいぶ卵の取り合いになっている」

「一番卵使う時期なのでこれを減らすわけにいかないし本当に心配です」

値段、そして品数ともに異常事態が続く卵。ユニバースは、産地や仕入れ先を分散させて安定供給できる体制を構築するとしています。

また、八戸市内の14店舗はあす、卵の特売を中止するかわりに会員へ付与するポイントを酒類を購入したときに10倍にするなど対策に乗り出しています。
※ユニバース 八戸ニュータウン店 小山孝史 店長
「別の形の特売とかお客様に喜んでもらえる企画を用意して対応させていただきたいと思っています」

卵の品不足、そして値段の上昇は全国で発生する高病原性鳥インフルエンザによっても大きく左右されるため、今後の見通しは不透明な情勢が当面、続きそうです。
