青森県鰺ヶ沢町の小学校で町の歴史や文化、名所を詠んだ「郷土カルタ」の大会が開かれ、熱戦が繰り広げられました。

※「つらうせて残るマタギの碑のかたへシラネアオイの淡きむらさき」

カルタ大会を開いたのは、鰺ヶ沢町立西海(さいかい)小学校です。「鰺ヶ沢郷土カルタ」は、町の商工会が子どもたちに地元への関心を高めて欲しいと1994年に作成し、50種類ある歌のほとんどが町民から寄せられました。百人一首のように読み札には町の歴史や文化、観光名所の絵と短歌が、取り札には下の句が書かれています。上の句が読まれると、児童たちは下の句を連想して素早く手を伸ばし、札を取り合っていました。

※児童は
「楽しかったし、勝ててうれしかった。」「負けて悔しかったけれど、楽しかった」「早く取れた時の快感や、強い人に勝った時のうれしさが楽しい」

児童たちは冬休み前の恒例行事を楽しみ、寒さを吹き飛ばすような熱戦を繰り広げました。