青森県黒石市で温水を使って栽培した「黒千石(くろせんごく)もやし」の収穫が始まりました。黒千石もやしは「幻の大豆」と呼ばれた黒千石大豆から栽培されています。

※レポート 今野七海記者
「こちらが黒千石もやしです。細いですが、丈夫でしっかりしていて、食べるとシャキシャキとしていておいしそうです」

雪が積もる山中で12月上旬から黒千石もやしを収穫しているのは青森県黒石市のサニタスガーデンです。栽培に使うのは、1970年代以降ほとんど作付けされず、「幻の大豆」と呼ばれた黒千石大豆(くろせんごくだいず)です。地中から湧く温水を活用することで冬場でも栽培できますが、水の温度の調性を少し間違えると腐ってしまいとても繊細だということです。もやしは約50センチメートルの長さになると収穫でき、味わいは抜群でゆでてもシャキシャキとした触感が長く楽しめます。

※サニタスガーデン栽培管理担当 山崎健(やまさきたけし)さん
「豆自体の栄養価がすごくて、食べられているのをもやしにしたので、おいしいだけでなくて効能があるのでいっぱい食べてもらいたい。肉と一緒にもやしをしゃぶしゃぶして食べれば本当においしいです」

サニタスガーデンの「黒千石もやし」の収穫は2023年3月中旬まで行われ、青森県内のスーパーで販売される予定です。