8月の大雨で鰺ヶ沢町では住宅など400棟が浸水するなどの被害を受け、今も被災した人の中にはもとの生活に戻れない人もいます。こちら、2人が手にしているのは、被災した人たちを支援しようと地元の有志が制作、販売したチャリティーTシャツです。復興に役立ててもらおうとTシャツの売り上げを町に寄付しました。
チャリティーTシャツを作ったのは、鰺ヶ沢町出身で1983年生まれの人たちで結成した「83年会」です。83年会では自らも被災したため、ほかの被災者を手伝うことできなかったり、ボランティアに参加できなかったりして、もどかしく感じていた人もいました。こうした思いを町の支援という形にするため、8月にチャリティーTシャツの制作に着手しました。著名人や偉人の名言を組み合わせて応援メッセージにしたものや町の特産品であるイカやヒラメのマークが入ったTシャツは、9月上旬の発売以降、県内外からの注文が入り、2か月ほどで100枚すべて完売しました。
9日は代表の葛西良樹(かさい・よしき)さんが平田衛(ひらた・まもる)町長に経費を差し引いたすべての売り上げ10万円の目録を手渡しました。
※83年会代表 葛西良樹さん
「(鰺ヶ沢町は)生まれ育った町ですし現在も住んでますので好きだしこの町を元気にしていきたいなっていうのが一番の思いですのでその思いがTシャツになった」
鰺ヶ沢町では寄付金を復興支援事業などに活用して、被災した人たちのために役立てるとしています。












