8月の大雨による被災から4か月。運休が続いていたJR五能線の深浦駅と秋田県岩館駅の間で9日運転が再開されました、一方で、深浦駅と鰺ヶ沢駅間の運転再開は今月23日ごろの予定で地元の人は、早期の全線復旧を待ち望んでいます。
運転の再開を受け、深浦駅では約4か月ぶりに列車を利用する人たちの姿が見られました。JR五能線は、8月の大雨で約70か所に被害が発生し、一部区間で運転の見合わせが続いていました。9日深浦駅と秋田県岩館駅間で運転が再開したことで深浦駅は秋田県東能代駅までつながることになり、移送手段を失っていた住民からは喜ぶ声が聞かれました。
※深浦町民は
「4か月ぶり、ずっと待ってました。やっぱり五能線走ってないとだめだし。地域には欠かせない路線なので」
一方で、深浦駅と鰺ヶ沢駅の間は復旧工事が続いていて、バスでの振替輸送が続きます。
※代行バスを利用する町民は
「帰りのバスが不便です。日中はバスだけで(五所川原から)深浦まで来ないとダメなんですよ。それが2時間も3時間もかかるから」
運転見合わせは、地域に深刻な影響を及ぼしています。運休区間である深浦町の千畳敷駅の前にある民宿と食堂には観光客がほとんど訪れず、五能線の全線復旧を待ち望んでいます。
※民宿・食堂田中兼平ゆき子さん
「(全線開通は)待ち遠しいですね。(人の数は)全然。今日静かでしょ。やっぱり汽車が通ると活気が全然違う」
JR東日本によりますと、深浦駅と鰺ヶ沢駅の間は被災から4か月半近くたつ12月23日ごろに運転を再開しようやく、復旧へ大きな節目を迎える見込みです。












