除排雪の青森県全体のサービス向上へ、宮下宗一郎 知事が新たな取り組みを発表しました。全ての市町村で除排雪の機械にGPSを搭載し、データを連携していくことで、道路管理者の枠を越えて最新の除排雪情報を表示することを目指しています。
宮下知事は15日、県内の40市町村のトップにデジタル技術の活用した新たな行政サービスについて、直接説明して協力を求めました。
新たな計画では、はじめに除排雪業務の向上に取り組みます。
県内全ての市町村で除排雪の機械に「GPS」を導入し、データを連携することで道路管理者の枠を超えて共通の地図で最新の情報が表示できるようにしたいとしています。
さらに次の段階として、交通データの表示やAIを活用した除排雪の出動タイミングの判定支援などもできるようにします。
また、それぞれの市町村とデータの連携を進め、防災や地域交通などあわせて4つの分野で住民サービスを向上させたいとしています。
この取り組みは2027年度に本格運用する計画ですが、除排雪などは可能な限り早く始めたいとしています。
青森県 宮下宗一郎 知事
「スピード感を持って対応しなければいけない分野。雪の克服は長年の課題だったが、テクノロジーがこれだけ進んでいるので、一発逆転できるチャンスだと思っていて、各市町村がトップダウンで進めてほしい」
宮下知事は、市町村長に対して除排雪機械へのGPS導入や、県が構築するデータ連携への参加を呼びかけました。