青森市の「福一」が10月31日で運営する食品スーパーの営業を終え、県内でスーパーを展開する「マエダ」に事業譲渡する予定であることが分かりました。
新井宇輝 アナウンサー
「激安弁当で人気を集めた『スーパー福や』。しかし物価高の影響で採算が悪化し、事業を譲渡する形となりました」
東京商工リサーチによりますと、青森市の福一は31日付で、食品スーパーの「スーパー福や」の営業を終えます。
「スーパー福や」は豊富なメニューの250円弁当が人気を集め、1日1000個を売り上げた時もありました。
新井宇輝 アナウンサー
「スーパー福やの前の駐車場には多くの車が止まっています。そして買い物に来るお客さんの姿も見られます」
買い物客
Q.何を買った?
「弁当です。びっくり弁当。昔は270円だったけれども、値上がりして322円。やっぱり安いですよ。残念は残念ですね」
「売る商品も変わっちゃうのかな…。お肉が無くなるのは寂しい」
大手食品スーパーとの競争が激しくなって顧客離れが進み、原材料の高騰や光熱費の上昇など採算が悪化しました。
さらに代表者の高齢化に加えて、後継者が不在で外部への事業継承を探っていたということです。
今後は、県内でスーパーを展開する「マエダ」に事業譲渡し、店舗を改装した上でリニューアルオープンする予定です。