さわやかな秋晴れの下、青森県八戸市では恒例の煮干しづくりが盛んに行われています。

網の上にずらりと広げられている小ぶりのイワシ。
八戸市市川町にある水産加工会社「中商」の加工場では、この時期恒例の煮干しづくりが盛んに行なわれています。

近くの海で獲れたセグロイワシに日光がまんべんなく当たるように、約2500枚のせいろをひっくり返す作業が行われました。

水揚げに合わせた作業は、いつもの年より2週間ほど早い9月下旬から始まりました。

数日、天日に干すと、うま味が凝縮され品質の良い煮干しができあがるということです。

中商 中道紀之介 専務
「煮てから乾燥までたくさん作業があるんですけれども、1分1秒でも、浜風にさらして太陽にあてて、スピード勝負でがんばっています」

一面に並べられたイワシは潮風と太陽の光を受けて銀色に輝き、うま味を増していきます。

この作業は11月中旬まで続く見込みです。