JFL「ラインメール青森」。J3昇格に向けて過去最多のサポーターの前での劇的勝利で試合を決めたのは、Jリーグでも経験豊富なベテランでした。

ホームで行われた27日の鈴鹿戦。
サッカー界のレジェンド“カズ”こと三浦知良 選手は帯同しませんでしたが、ラインメールのJ3昇格に向けて、過去最多3050人のサポーターがかけつけてスタジアムは試合前から熱気に包まれました。

「ラインメール青森」のサポーター
「ぜひJ3に上がってほしいっていう強い気持ちがあるので、選手みんなでがんばってほしいなと思います」

「大きい声で応援して、(選手の)力になるような声援を、言葉を選んで(応援して)いきたいなと思います」

「とにかくチームが勝つ。それから一生懸命応援する。それだけです」

4連勝を狙う青のユニフォーム「ラインメール」は前半、ボールをキープする時間が続き、相手にシュートこそ打たせませんが、引いて守る鈴鹿のディフェンスを崩せずスコアレスで前半を終えます。

鳴海秀都 記者
「後半が始まりました。チームの勝利を信じて、サポーターの応援にも熱が入ります」

後半も、チャンスを作れないままでいると、中盤にはオフサイドで失点にこそなりませんでしたが、相手のシュートがゴールネットを揺らすなどひやりとする場面も。それでも後半44分でした。

土壇場で佐久間のクロスに合わせたのは、途中出場の有田!
有田が「泥臭く枠内に入れることだけを考えていた」というダイビングヘッドが決勝ゴールに。

シーズン終盤に貴重な勝ち点3をもぎ取りました。

ラインメール青森 有田光希 選手
「どの選手が出ても結果が出せると思いますし、自信を持ってやれているので、 これをさらに、まだまだ足りないところもあるので、それを修正しながら勝ちにこだわってやっていきたい」

チームは4連勝。
勝ち点では首位「ホンダFC」と並ぶ2位に浮上しました。

次戦は10月12日にアウェーで6位「浦安」と対戦します。