2024年に信号機のない青森県六戸町の十字路交差点で、7人が死傷する事故が発生してから、きのう9月23日で1年が経ちました。町や警察は、来年度中の信号機の設置にむけて準備を進めています。
今野七海 記者
「去年9月、7人が死傷する事故があった六戸町の交差点です。事故から1年が経過して、現場には一時停止や赤色灯が設置されました。いまは信号機の設置にむけて準備が進められています」
事故から1年が経った23日、現場の十字路交差点には花が手向けられていました。
この場所では2024年9月、一時停止をせずに進入してきた軽トラックがデイサービスの送迎車と衝突し、7人が死傷する事故が起きました。
過失運転致死傷の罪で起訴された、軽トラックを運転していた男には禁錮3年の判決が言い渡されています。
おととい22日に、六戸町内では秋の交通安全運動に関する行事が開かれました。
六戸町 佐藤陽大 町長
「道路の設計をして、来年度から改良工事を行う予定です。どう事故が起こってもおかしくないような道路環境にありますので、こういった機会に、皆さんで交通安全を呼びかけていただく」
町や警察は、2024年の事故を受けて十字路交差点の4つの方向全てに一時停止の標識を設置したほか、来年度中の信号機の設置にむけて準備を進めています。
六戸町 佐藤陽大 町長
「最近、事故も少なくなって危険なところもだいぶ減ってきたときいていますが、まだまだ改善が必要だと考えている。(信号機は)来年度すぐ、年が明けましたら工事に着工する予定」
現場では、2025年5月にも車と原付バイクがぶつかり、原付バイクの95歳の男性が大けがをするなどの事故が再び起きています。
六戸町交通安全協会 豊川清 副会長
「ちょうど1年。あれから何回かトラブル(事故)があるが、とにかく、あれ以上大きい事故がないように、みんな交えて活動していきたい」
町の人たちに大きな衝撃を与えた交通事故。
これ以上、大きな事故が発生しないよう取り組みを加速させます。